ハワイ島ドライブ情報

3月か4月に「ホノカアボーイ」を書いた時にハワイ島でのレンタカーの進入禁止区域について書きましたが、今日はスピード違反で大変な事になった日本人家族旅行の悲劇を一言。

hilo-048

ハワイ島は自然が一杯でコンバーチブル(オープンカー)で風を切ってのドライブには最高です。島の大きさは四国の約半分で、人口は15万ほどしか住んでいません。だから渋滞などと言う言葉は存在していないので快適そのものです。

ハイウエイ(と言っても日本の高速道路とは違いますよ)は広く、直線が延々と続くところもあり地元のFMミュージックステーションを聞きながらアクセルもいつの間にか踏み込みすぎてしまう。

2006-006

 

ハイウエイ19号線はコナ・ヒロ間の北周りで、ハイウエイ11号線はヒロ・コナ間の南回りですが制限速度は最低40マイル/hから最高55マイル/hに制限されてあり(時速約65キロから90キロ)、町の中の通過は当然スピードダウンですがここに落とし穴が!

2005-151

南回りの11号線は1番人気の観光スポットのボルケーノがあり、多くのレンタカーがスピードを出して走っています。ハイウエイはこのキラウエア・カルデラを回りこむように走っていますが、この間約20キロが国立公園の中を走り抜ける事になります。この間の最高スピードは45マイル/hに制限されているのですが、余りにも見通しのよい道なのでレンタカー組みは誰も気が付きません。そこで落とし穴に引っかかってしまうのです。このエリアのスピード違反は捕まったら最後、地獄を見ますよ。管轄が地元警察ではなく連邦政府警察の公園保安官のエリアですから検挙後にはそのまま身柄をホノルルまで連れて行かれますた。さあ、残った同乗の家族はどうしたか?運転できる人がいれば自分達だけでホテルに帰る事も出来ますが、残念ながら同乗の奥様はペーパードライバーなので免許証を持ってきていません。もちろん子供たち二人には出来るわけが無く、レンタカー会社が引き取りに来るまで、タクシーが迎えに来るまで約4時間半の間残されたペットボトルの水を頼りに砂漠の真ん中で、、、、。

2006-171

日本でもスピード・オーバー10Kmまでは大目に見てくれますが、ハワイとて同じ事、10マイル以下のオーバーは只ひたすら謝る事ですね。彼らとて人の子です。「看板が見えなかった」「気が付かなかった」は絶対に駄目です。その段階で運転者としての資格が無いと見なされますので印象を悪く取られます。もう一つのアドバイスですが、なまじ英語でペラペラは損ですね。かといって全くしゃべれない振りをすると(本当に喋れなくても)これも駄目!厳密に言うとそれではレンタカーが借りられる訳が有りませんから逆に薮蛇です。英語の契約書にサインをして借りたわけですから英語は理解できてるはずなのです。貸したレンタカー屋には責任はありません。運転していたのは借りた方ですから。

2日後には釈放されて帰ってきたそうですが、残された家族はその間、、、、。宿泊のホテルがヒルトン・ワイコロアであったのが不幸中の幸いでしたね。ホテル内で3日は遊べますから、、、、。

e88ab1-043

教訓1 観光客のレンタカーではなく地元の人の車の後ろをのんびり走るのが1番です。

教訓2 捕まったらとにかく一生懸命に汗を流しながら知ってる単語を並べて許しを請うことですね。誠意を見せなければ駄目です。僕も12年、色々経験してきましたから、、、、、、はい。