KAZUMURA CAVE

ラバーチューブの世界最長の洞窟

65kmとも68kmともいわれていて

ハワイ島の地図を広げて見てください

南側に位置するキラウエア火山の東側から

東海岸に位置するパラダイス・パークまでの

溶岩が通り抜けた地下トンネル

火の女神「PELE」専用の

地下道で有る

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案内してくれたのは

この本の著者でもある

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Harry Shick氏

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余談ではあるが

男前なのに ツアー時の時に来ているジャンパーや

Tシャツ等が

そりゃーもう 古くてボロボロ!!!!

驚きのユニフォームだった(笑)

もう18年も案内を続けているそうだが

きっとその当時からの衣装なのだろう

訪れる人たちのほとんどは

白人らしいので

彼らは 間違いなく突っ込むだろうが

日本人の僕には

なかなか突っ込めない!

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洞窟は昨日も紹介したように

2階建てになっていて

途中で何カ所か崩落し

繋がっている

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溶岩の成分によって様々な色と形

地質学も面白いと思ったが

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説明も全て英語なので

結構ハードで有った

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そして

そして

ハーリーが立ち止まり

全員で車座に立ち

号令で全ての懐中ライト消した!

暗黒の世界である

1分、3分、5分、、、、、

闇夜でも 地上で有れば

どこからともなく

灯りや星があって

目が慣れて

30cmの傍にいる人影が確認できるのだろうが

此処にはそのすべてが何もない

10分たっても暗黒

こんな体験は僕にとって衝撃的なもの

目を開けていても閉じていても全く同じ

声はするのだが

その声の主が

30cmしか離れていないのか 2m離れているのかさえも感じ取れない

その時

僕はPELEに逢った

なにも見えるはずの無い暗黒の世界の中で

彼女が微笑んでいたように。。。。。。

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(このショットはシャッターを押した記憶はない 多分 触ったか何かでしょうが

PCで観ていると中央に何か青いものが写っているようにも見えたので

編集でコントラストを 上げて補正いたしました)

良く観て見ると

PELEが微笑んでるようにも見えます

恐怖と脅威と感動の体験を終えて

ふたたび行動開始

出口に向かって歩き始めた

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 たどり着いた出入り口には

侵入者が無断で入ったらまず出て来れないので

僕たちが入った後には しっかりと鍵がかけられていた

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始まるときにハーリーが僕たちに

「僕に何かが有って 動けなくなったりしたら

このポケットにある鍵を取って 来た道を戻り

外に出て

助けを呼んでください」と

言った言葉を

思い出して

身震いをした

(彼のポケットには乾電池のスペアーが

沢山入っていたのもうなずける)

漏れてくる 外の光りが見えたときには

ホッと。。。

安堵感が身体を走ったのも事実であった

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昨年の夏 ニュージランドで体験した

珍しい洞窟の中も

ライトを消して

真っ暗の中で

光りを放つ幼虫のかもし出す

満天の星屑を観たのだが

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全く何もない

無の世界の体験も

長い人生の貴重な一日で有った

ご興味のある方は

僕に連絡頂いたら

送迎もさせて頂きますし

英語の苦手な方は

ご希望で有れば

拙いですが通訳のお手伝いもさせて頂きますので

ご一報ください