ハワイ島の観光スポットでもある
溶岩流は 悲しい過去を
思い出させますが
1980年代から流れ始めた溶岩流が
カラパナの町と 真っ黒に黒光りする
ブラックサンド・ビーチを埋め尽くしてしまったのは
記憶に新しい
それらの記憶が消えぬ間に
今度はパホアの町の郊外にある
墓地を覆ってしまったのである
この2ツの悲劇の地を訪れた
ここの海に続く溶岩台地は
ボランティアの手によって
道も整備され
ヤシの木もたくさん植樹して
年々観光客も増えてきました
*
車を走らせて
パホアの町の
一昨年秋に埋没した日系人墓地に
祈りをささげにいきました
墓地へと続くドライブウェイのゲートの
残骸が物悲しく
もう1年も過ぎているのに今もなお
溶岩の熱みが伝わってくるような
このアクセス道路も
昨年暮れにやっと開通して
すでに15か月も前の出来事が
今も目に焼き付いています
墓地は大きな被害を受けましたが
幸いにも村は一軒だけの類焼で済み
あれから1年が過ぎて
町も落ち着きを取り戻しております