日本からホノルルへ飛ぶときは成田も関空も、そのほかの空港から出発する場合も、ホノルル到着は午前中、、、、。という事は飛んでいる間は「夜間飛行」がいつものパターンですよね。したがってハワイ到着前の夜明けと朝日はご覧になっている方も多いと思います。逆にホノルル発の帰国便は朝からから午後4時過ぎまでに出発します。これらの便の乗客たちはバカンスの疲れからか、CAの作戦にはまってしまってか(笑い)昼間に飛んでいるにもかかわらず、ほとんどがお疲れモードで眠ってしまいます。(まあ、これが時差ぼけの原因ですが)離陸から1時間後には食事が運ばれて来て、食べ終わると「映画を上映しますから窓を閉めてください」とアナウンスがあり、満腹感と疲れた体、その上に暗くなればスヤスヤ状態になるのは当然の事、こうなればしめたものでCAの皆様も交代で食事休憩に入れるわけです。(言葉は悪いが仕事がサボれる訳、CAさんゴメンナサイ)

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ここホノルル空港の離陸用滑走路を「テイクオフ」

乗客の中でも帰国時に窓を開けて上空から空や雲、海や島々を眺めた事のある方は意外と少ないと思います。僕は最近はNWを利用していますので、今回は4時半にホノルルを出発、しばらくすれば夕やけがと思いきや西に向かって太陽を追いかけているので日が沈むには地上の倍以上に時間が掛かります。あまりの美しさに窓を閉めずに上空からの写真撮影に興じていました。撮った後そのつどモニターで写真をチェックしながら楽しんでいると、横から「ソー・ビユーティフル」の声、CAがモニターを覗いてきました。今回のクルーの中に僕の職業を知っている人が居たので尚更だったかもしれませんが、空席だった1列前の席の窓を開けて夕日に染まる雲の流れを交代で眺めていました。聞いてみると彼らクルーの人たちも毎月に何回も日本便に乗り込んでいるのに、昼間に飛ぶに日本行きの上空からの景色はあまり見たことが無いそうです。(そんなものなんだね)

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環礁がはっきりと、、、。

 

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拡大地図で探していますが、まだ名前が、、、、。

 

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ミッドウエイでしょうね、滑走路が確認できます。

 

離陸してから20分もすればカワイ島やニイハウ島、それから2,3時間は太平洋に浮かぶ約2000Kmのハワイ列島の小さな島々。そして空と雲の色々な自然模様、、、、、、。出発から5時間が過ぎ日本に近づく頃になってやっと雲に夕焼け色が染まり始めますが、どんどん変わる雲の表情、その色の変化はとてもスローなので沢山写真が撮れました。

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被写体の異なる難しさと、地球の美しさを改めて知った今回のフライト、とても有意義でした。結構うまく撮れたと思うのを並べてみました。僕にとってはステージ上のフラダンサーのほうが楽ではあるが、自然の美しさには新たな感動を感じた。今度は暗幕を持ち込もう。

(クイズです。 これらの写真の中で1枚だけ当日のフライトで撮ったのではありません、さてどの写真でしょうか?)